お家で東大講義『そうだったのか!ヒトの生物学』

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今回ご紹介する本はこちら!

『そうだったのか!ヒトの生物学』

東大の講義が楽しめる1冊です。

基礎的な内容から最新の研究を絡めて詳しくなれるので、生物好きの方は特に読んだ方がいいんじゃないでしょうか。

内容は本当に身近な生物の話題で以下の通り

1章 感染と免疫

まさに新型コロナウィルスが蔓延しており、異なった情報が多いので、しっかりとこういった本で基礎から正しい知識を身につけましょう。

『27℃くらいのお湯で』といった話が出回っていたり、全ての店舗からマスクが消えてしまったりと本当にひどい状況ですね。

改めて科学リテラシーが重要であるということがわかります。皆様、正しい知識で正しい対処をしましょう。

まずは手洗いうがい!

2章 遺伝子、タンパク質、体質とエピジェネティクス

遺伝子とは?DNAとは?といった基本的なところから、今話題のエピジェネティクスのお話まで学ぶことができます。

大学の教科書に載っている様な内容もちらほら。

3章 細胞周期、がん、薬

世界でも有数の長寿大国である日本ですが、死ぬまで元気な状態である人は決して多くありません。ほとんどの人は介護されたのちに亡くなっています。

また、日本人が一生のうちにがんになる確率は男性が62%、女性が47%で死因の第1位はがんです。

そんながんとは何なのか?また、最新の治療について解説してくれています。

4章 ホルモン

焼肉のホルモンではなく、体内の恒常性を保ったりする生理活性物質です。

ホルモンの歴史的なお話は特に面白く、自分自身を実験台に使ったものが多いのが特徴です。

1901年に高峰譲吉と上中啓三によって発見されたホルモン、アドレナリンは人類で最初に手にしたホルモンであり、現代では100種類以上のホルモンが発見されています。

今後も新しいホルモンは発見されるでしょう。

5章 脳

記憶のしくみや認知症について学ぶことができます。

このように馴染みやすい話題ばかりです。

本を読んでみて・・・・・

本の表紙に知識ゼロからの東大講義と書かれておりますが、正直な話を言うと生物を今まで勉強してきてない人には少し厳しいかもしれません。

全く今まで生物やったことないけど挑戦しようと思う人はぜひ生物の教科書を片手に読んではいかかでしょうか?

そうすればきっと理解もかなり深まるはずです!

逆に言えば生物好きの人は絶対に読んだ方が良い一冊であり、さらなる知識を得ることができるはずです!

また、この本はかなり歴史的な背景もしっかりと紹介してくれているのが面白いですね。

序章に書かれているアレルギーのお話や一酸化窒素とノーベルのお話

バンティングとマクラウドのノーベル賞のお話は特に面白いと思います。

ぜひ、この本を読んで確かめてみてください。

本の詳細

『知識ゼロからの東大講義 そうだったのか!ヒトの生物学』

著者 坪井貴司

発行者 池田和博

発行所 丸善出版株式会社

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