皆様こんにちは。7月と8月が一瞬のように過ぎてしまい、活動報告ができていなかった当ブログの管理人のくもMです。いやぁ本当に時が経つのが速すぎる。報告が遅くなり申し訳ありません。
ということで、今回は7月、8月の活動報告をさせていただきます。7月、8月は本当にいろいろありました!!
実験教室
7月の実験教室では大気圧をテーマに実験をしてもらいました。大気圧は常に私たちにかかっていますが、常にかかっているがゆえになかなか意識しませんよね。そこで、様々な実験を通して大気圧がいかに大きなものかを学んでもらいました。
サイフォンの原理を使ったこコップをたくさん作り、このような作品を作ってくれました。
このコップはストローの上の部分まで水を入れなければ落ちないけれど、それよりも多く入れてしまうと全部落ちてしまうというものです。今まで何人かにいろんな作品を作ってもらいましたが、工夫してまっすぐ上に伸ばすのは初めて!やはり子供たちの発想は面白いですね。
そして8月は光を分けて虹を作る実験と結晶の実験をしました。
ロウソクにCDをかざし、上手くカメラを当てればこのように綺麗な写真を撮ることができます。これはCDに細かい凹凸構造が刻まれているために光が分けられて虹が見えます。
結晶作りではミョウバンの結晶作りを伝授しました。上手くやれば大きな結晶を作ることができます。ちなみに写真は塩の結晶です。
私も初めて知ったのですが、ミョウバンの結晶に様々な色素で色付けすると、実は形がいろいろ変わるということなんです。これはまた挑戦してみます。結晶は不思議で魅力的です。
くもM LAB
現在Science Talks TVで放送されれおります『くもM LAB』研究者の皆様がどうして研究を続けておられるのか?研究への思いを集め、科学は少し遠い存在だなと感じている方に研究者を身近に感じていただくために番組を作っています。
また、将来迷っている学生さんや、お子様のおられる親御さんにもきっと参考になるのでみていただきたいです。
今回インタビューさせていただきましたのは東京大学大学院化学専攻 合田圭介教授です。
なんとあの東京大学へお邪魔してきました!!
合田教授はセレンディピター=偶然な幸運の発見を引き起こす研究をされています。一体それはなんだという方が多いと思いますので、詳しく説明しましょう。
これまで科学の大きな発見は偶然、意図せずに発見されてきたものが多いです。例えば、抗生物質であるペニシリンの発見。まさにこれはたまたま発見されたものであり、意図していたものではありません。
そんな偶然を引き起こす!というのが合田教授です。どうやって引き起こすのかと言うと、とにかくたくさん実験するんです。え?どういうこと?ってなりますよね。
特別な機能を持った細胞を見つけるために顕微鏡を使って一つ一つ見てたんじゃ何年かかるかわかりません。まさに運だのみ。それでもこれまでは、一つ一つ見て、調べられていました。
しかし、合田教授はAIと高速で撮影する技術を駆使し、大量のデータをとって、その中から大発見を見つけ出すのです。
科学は普通、仮説をたててから実験しますが、先生の場合は大量に実験結果を出して、そのあとに仮説を立てるのです。
本当に先生のお話は画期的で面白かったです!日経サイエンスで先生の記事を拝見していたのですが、思わずサインをいただいちゃいました!
中高生の皆様へのメッセージもいただきましたので、ぜひ、動画でご覧ください。
前半↓『世の中を変えるような、偶然な幸運の発見は意図して生み出せるのか?』
後半↓『全ての創造的活動は破壊から生まれる!10年かかる作業を24時間に、干し草の中から針を見つける技術とは』
9月のくもMLABは名古屋大学で発光生物の進化を研究をされている別所上原学先生にインタビューをした動画を公開いたします。
橿原イオンモール キッズドリーム
8月25日橿原イオンモールのキッズドリームに「科学者」そして参加してきました!50組 約100名で、たくさんの方々と実験を楽しむことができました。
テーマは『水』で、様々な実験を通して、身近にあふれている水にもとても不思議が詰まっているということを感じていただきました。
そして、お持ち帰りできる実験としてトルネードを作ってもらい、みんなで渦をつくりました。
久々にたくさんの方々と実験ができて楽しかったです!
また3月にも開催できるかもしれませんので、詳細が決まりましたら告知いたしますね。
さいごに
いやぁ、もう気付けば9月も終わりですね。夏はバタバタしており、自分に余裕が無く更新ができず申し訳ございませんでした。これからはもう少し更新できるように頑張ります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。