学童保育(K) Kid’s School 2月のサイエンス

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2月のテーマは『静電気』!扉を触った時にばちっとなると痛いので、嫌いな人も多いかもしれませんが、乾燥した冬にはピッタリの実験です。

そもそもどうして静電気が発生するのか、静電気とは何かを実験を通して学んでいただきました。

まずは、写真のように下敷きで静電気を発生させるにはどうすればよいか?頭に下敷きをごしごしすることで髪の毛が立ちますよね。まさにこれは静電気が発生したからです。

すべての物質は原子と呼ばれる粒が集まってできています。もちろん、これは人間の髪の毛も下敷きも同じです。そして、この原子はマイナスとプラスの粒の両方を持っています。

マイナスの粒はとても小さくて軽いため、下敷きと髪の毛をこすり合わせると、マイナスの粒を引きつけやすい方によっていってしまいます。

下敷きと髪の毛の場合は下敷きの方がマイナスの粒を引き寄せやすいので、下敷きの方にマイナスの粒が集まり、下敷きはマイナスに髪の毛はプラスに偏った状態となるのです。

その結果、下敷きと髪の毛がお互いに引き合い、髪の毛が上がった状態となるのです。このプラスかマイナスが偏っている状態を静電気が発生していると言います。

なんとなく擦れば静電気が発生するとは知っていても、それがどうしてか?となかなか考えないですよね。

次はストローをタコ糸で吊り下げて、キッチンペーパーで擦ることで静電気を発生させ、さらにそこにいろんなものをキッチンペーパーで擦って近づてもらいました。

ストロー同士だと、反発してくるくるストローを回すことができました。しかし、吊り下げたストローにくっついていくものもありましたね。

さらにもっともっと静電気を発生させる装置『ヴァンデグラフ』を体験していただきました。この機会は高速でゴムのベルトを回すことで、たくさんの静電気を発生させ、丸い金属の部分に静電気を溜めることができます。

手を近づけると稲妻が走り、ピリッとします。静電気が空気を通っていくところをしっかりと観察してもらいました。

そして、最後は静電気のマイナスとマイナスを利用して、物を浮かせてみました。

ビニールを細かく裂いて、キッチンペーパーで擦り、キッチンペーパーで擦った塩ビパイプを近づければ、このようにビニールを浮かせることができるのです。

浮かせるにはかなりのこつがいりますが、皆さん練習してうまく浮かせることができていました。

静電気ってどんなものかわかったかな?

もしも自分に静電気が溜まった状態でドアノブなどに触れようとすると、溜まっていた静電気が一気にドアノブの方に流れるため、バチっとなって痛いです。

静電気が溜まっているなと思ったら、ドアノブを触るまえにいったん壁を触って静電気を逃がしてあげましょう。そうすれば冬の天敵である静電気も怖くないですよ。

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