皆様こんにちは。本日は5月のサイエンスの時間の様子をご紹介いたします。
5月のテーマは『洗剤』洗剤はどうして汚れを落とすことができるのか?どんな汚れを落とすのか?などなど洗剤についてしっかりと学んでいただいた後は、洗剤を使って大きなシャボン玉作りにチャレンジしていきました。
洗剤はどんな汚れを落とすの?
私たちの生活には欠かすことのできない『洗剤』ですが、どうして汚れを落とすことができるのかを考えていきます。
まずは、そもそも洗剤はどんな汚れを落とすのか?布にペンや汚れを付けて落ちるかを観察してもらいました。洗剤はどんな汚れもおとすことができるのでしょうか。
みなさんいろいろなパターンで試し、しっかりと実験結果を記録してくれていました。
実験結果から、油汚れを落とすということが分かってきました。では、なぜ洗剤は油汚れを落とすことができるのでしょうか。
それを確かめるため、次は油と水を入れたコップをかき混ぜ、二つは混ざらないことを確認した後で、洗剤をいれてみました。
するとどうでしょう。洗剤を入れる前は、どんなにかき混ぜても混ざらなかった水と油が、洗剤を入れると、真っ白になって混ざりました。
洗剤は水と油の両方と仲が良い形をしているため、犬猿の仲である水と油を仲良くさせてくれたのです。
洗剤が油汚れをうまく落とすことができるのもこのおかげです。
では、どうして白く濁ったのでしょうか。水は透明だし、油は黄色っぽい。絵具を混ぜてもこんな色にはなりませんよね。
これは洗剤が油に取り囲むようにくっつき、まるでウィルスのような形となります。これをミセルと呼びますが、この塊が光を散乱し、白っぽく見えるのです。牛乳が白く見えるのと似ていますね。
シャボン玉をつくろう!
次は洗剤を使ってシャボン玉液を作りました。洗剤と水を混ぜるだけでも洗剤が膜を作り、シャボン玉を作ることができますが、膜は弱く、すぐに割れてしまします。
これでは大きなシャボン玉はなかなか作ることはできません。そこで今回は、膜を強くするためにせんたくのりと砂糖をまぜました。
すると、割れにくいシャボン玉液の完成です!
皆さん自作のシャボン玉ハンガーを作り、大きなシャボン玉をたくさん作ってくれました。
シャボン玉が終わった後、床がぬるぬるで大変なことになってしまったので、ビニールシートは必須でしたね( ;∀;)
来月の実験も楽しんでいきましょう!!