【4コマ劇場】イチゴは果実じゃない!?みのりちゃん一家のクリスマス♪

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今日はクリスマスです♪

作画:メチオさん

パパは一人娘のみのりちゃんと愛する奥さんのためにケーキを買って帰るのでした。

それもいちごがたくさん載ったケーキです!

きっとみのりちゃんも喜んでくれるはずです。

ケーキ屋さんにお願いして、パパは気持ちを込めていちごをたくさんのせてもらいました。

しかし、パパの一言はみのりちゃんを怒らせてしまうのでした。

その一言とは「いちごの果実」

なんと、いちごは果実ではなかったんです!

一体どういうことなんでしょうか?

1.真果と偽果

被子植物は花を付ける植物で、受粉すると果実を実らせます。

生物学的には『子房』が成長したものを果実と呼んでいるのです。

また、その膨らんだ果実の中に包まれる形で、植物の種が入っています。

この種は『胚珠』というところが成長したものです。

子房が成長し果実となった果物を『真果』と言います。

まさに真の果物ということでしょうか。

身近な例としては、桃や柿そして梅などが真果です。

では、いちごの赤い部分はなぜ果実ではないのでしょう?

なんと、いちごの赤い部分は子房の成長した部分ではなかったのです!

だから赤い部分は果実とは言わないんですね。

え?どういうこと?

このように子房以外が膨らむ果物は『偽果』と呼ばれています。

では、私たちが食べるいちごの赤い部分の正体は何なのでしょうか?

この赤い部分は『花托』という部分が膨らんだものなのです。

この花托とは花を支える茎なんです。

つまり、私たちは茎が成長した部分を食べていたんですね!

実は、種と思われていた黄色いつぶつぶこそが果実なのです!

そもそも種は果実に包まれているはずなのに外に飛び出ちゃっているのはおかしな話ですよね。

この黄色いつぶつぶは子房が成長したもので、この中にはさらに種が含まれているというわけです。

そうか!

いちごにはたくさんの果実が埋まっていたんですね!!!

さらに、このような偽果はいちごだけではありません。

身近なところにも潜んでいます!

なんと!

リンゴや梨も偽果なのです!

どおりでさっき真果の例で、みんなも大好きなリンゴが出てこなかったわけです。

リンゴや梨には私たちが食べない、いわゆる芯の部分がありますよね?

まさにこの芯こそが子房が成長した姿なのです。

食べている部分はもちろんいちごと同じく、花托が成長した部分です。

つまり、私たちが果実と思って食べていたリンゴやイチゴは、果実ではなかったんですね!

2.いちごはそもそも果物じゃない?

さらに衝撃的事実はいちごは分類学的には野菜ということです。

果物の定義は永年生の樹木になるものとされているのです。

いちごは木ではなく草からできますよね!?

つまり、分類学的には野菜になってしまうということです。

メロンやすいかなんかもいちごと同じですね。

うーん。

なんだかややこしいですよね!

これらはあくまで生物学的なお話です。

一般的にはいちごもすいかもメロンも果物とよばれています。

みのりちゃん!

高いいちごがたくさん載ったケーキをおとうさんが買ってきてくれたのだから、あんまり責めないであげてね!

みのりちゃんは将来は優秀な科学者になってくれそうです。

おわり

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