あけましておめでとうございます!今回は2023年1月のKid’s School のサイエンスの報告です。2023年の1発目のサイエンスのテーマは『密度』でした。
密度を理解してどうして物が浮かんだり沈んだりするのかをしっかり考えてもらいました!
試験管に虹色の層を作ろう!
まずは密度の違いを利用して試験管の中に色の層を作りました。
濃度の違う食塩水を作ってそこに違う色を付けていきます。そしてそれをスポイトを使い、濃度の高いものからゆっくりと試験管の中に入れていきます。
最初は皆さんスポイトの扱いに苦戦していましたが、とてもうまくできるようになってくれました。
真剣にスポイトを使う姿を見ると、初めに比べると実験が上手くなったととても感じます。
密度は同じ大きさでくらべた時の質量です。なので、たくさん食塩を溶かしたものは密度が大きくなり、少ないものは密度が小さくなります。密度が大きいものから順番に食塩水を入れていくと、混ざらず、このように層になってくれます。
みなさん上手く綺麗な層を作ることができましたね!
浮かんだり、沈んだり
密度をうまく利用すれば物を浮かしたり、沈めたりすることができます。ということでまずは小さな醤油さしを浮かしたり沈めたりしてもらいました。
ぎゅっとにぎると醤油さしは沈んでいき、握った手を緩めると醤油さしは浮かびます。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
沈むということは水よりも醤油さしの密度が大きくなるということです。ぎゅっとペットボトルを握ることで水圧が高まり、その水圧によって醤油さしは少し小さくなるのです。そのため、同じ大きさなのに小さくなるので、密度は大きくなります。
醤油さしは水にギリギリ浮く状態に調節していたので、少し握るだけで密度が大きくなって沈んでいきます。
皆さんうまく浮かしたり沈めたりすることができました。そして次は気球を浮かしました。
気球もうまく密度を利用して空に浮いています。
空気は温めると膨張するので、ゴミ袋の中の空気を温めると密度が小さくなって上に上がっていくのです。