皆様こんにちは！
『身近な科学・学びを遊びに』の新たな企画を始めました！
一週間に起きた個人的に気になった科学関連のニュースを、週のがちがちの真ん中である”毎週水曜日”に、ランキング形式で発表していきたいと思います。
あくまで個人的に気になったニュースですので、ご了承ください。
動画は⇩から
第３位 みんなで作ろう生物図鑑『バイオーム』
まだ開発段階ではありますが、ありそうでなかった生き物アプリこそが『バイオーム』です。
一体どんなアプリなのか？
自分で撮った生き物の写真をアプリ内に投稿することで、アプリの地図上で見つけた場所を表示させることができるのです。
まさにリアルポケモンGO。
みんなで生き物の生息マップを作っていこうというわけですね。
そしてさらには、日本にいる６万５０００種の生物を判別してくれるとのこと。
特定が難しい生き物たちを簡単に判別できるようになれば、もの凄く便利ではないでしょうか？
新種の発見などにも大きく貢献しそうですよね。
開発者の藤木社長は京都大学大学院で生態学を学び、インドネシア、マレーシアなどにまたがるボルネオ島で生物の多様性の研究をしていました。
しかし、人間のせいで多くの種が絶滅の危機にさらされているということを知ります。
なんとかしたいと思った藤木社長は仲間二人と共にベンチャー企業を設立。
『バイオーム』の開発に乗り出したそうです。
投稿者の情報をデータ化し、環境破壊を未然に防げるようにしたいとのことです。
私たち人間と生き物たちがうまく共存できる世界になっていくと良いですね。
ただ、ポケモンGOのように写真を集めるために多くの人が群がるのは本末転倒な気がするので、その辺は注意しなければいけないですね。
社長がまだ２０代という若さなので、私も頑張らなければ！
第２位 特定の組織に分化するiPS細胞の単離に成功
日本が誇る京都大学の山中教授が発見し、ノーベル賞も受賞したiPS細胞の新たなニュースが飛び込んできました。
iPS細胞は当ブログでも解説したことがあるので、説明は省かせていただきます。
詳しくは⇩
iPS細胞ってどういうもの？簡単に解説してみた！
体細胞からiPS細胞を獲得するにはヤマナカファクターと呼ばれる遺伝子を導入する必要があります。
そして、このようにいくつかの遺伝子を導入することで獲得されたiPS細胞は全く同じではなく、ばらつきが生じ、特定の組織に分化させるのが難しいという問題が起きていたのです。
しかし、今回、ゼラチンファイバー（ゼラチンでできた繊維）を敷き詰めた培地上に穴があるプレートを置き、その１つ１つの１ミリ程度の穴にiPS細胞を入れた状態で培養した結果、どのiPS細胞がどの組織に分化しやすいかのパターン化に成功したそうです。
つまり、狙った組織に分化させるiPS細胞を獲得することができるようになりつつあるということになりますね！
iPS細胞はまだまだ細胞の癌化やコスト面での問題が残っていますので、研究が進み、いち早く、医療現場に当たり前の存在として導入されるようになってほしいですね！
第１位 はやぶさ２が小惑星Ryuguに到着！
何と言っても１位はこのニュースではないでしょうか。
先週の木曜日、２０１４年１２月に打ち上げられた日本が誇る小惑星探査機『はやぶさ２』が約４年の歳月を経て、C型小惑星Ryuguに到着しました。
このRyuguは地球に接近する軌道をもつ小惑星であり、もし地球に衝突すれば、地峡に与える影響が大きい潜在的に危険な小惑星（PHA）分類されています。
また、１９９９年に発見され、Ryuguの名前の由来は理由はいくつかありますがその１つとして、はやぶさ２がサンプルを持ち帰ることから、浦島太郎の物語を連想させるということで名前が『Ryugu』に決められたそうです。
小惑星竜宮城ってことですね。
ではなぜ、はやぶさ２は直径０．７ｍの小惑星Ryuguに向かったのか？
それはRyuguに太陽系生成初期の有機物や含水鉱物があると期待されたからです。
はやぶさ２が無事に地球にサンプルを持ち帰り、生命誕生の起源を明らかにする鍵となれば良いですね！
記者会見では津田プロジェクトマネージャーが『Ryugu』だけに「天にも昇る気持ち」とおっしゃられていました。
はやぶさ２頑張れ！！
みんなではやぶさ２の帰還を祈りましょう！
今週の科学ニュースはどうでしたか？
個人的に他に気になったニュースがあるんですが、コアラはユーカリの苦味を感じ、その苦味で食べれる苦さか食べれない苦さを判断しているそうです。
コアラも苦すぎるユーカリは苦手なんですかね。
以上！
今週の私個人が気になったニュースの紹介でした。
また来週！
