相模湾に猛毒生物カツオノエボシ大量発生!見つけても触らないで!【Weekly Science News】

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皆様、こんにちは!

今週は大雨で各地が大変な影響を受け、自然の恐ろしさを改めて感じることになってしまった週となりました。

まだまだ被災地では行方不明者の捜索が行われており、これ以上の雨が降らないことを祈るばかりでございます。

何があるかわからないので、常にその時にどういう行動をすべきなのかを考えておく必要がありますね。

一日も早く日常に戻れることを願っております。

では、今週の私個人が気になった科学ニュースに入っていきたいと思います。

動画Ver⇩

3位 コウモリと蛾の戦い

7月4日科学雑誌「Science  Advnces」で蛾(アフリカオナガミズアオ)の後翅から延びる尾状突起が、コウモリのエコーロケーションの音波をそらし、生き延びていることに役立っているという研究が発表されました。

コウモリはご存知の通りエコケーションによって暗闇でも自由自在にものに当たることなく飛び回れるだけでなく、的確に大好物である蛾などの餌も捕まえることができます。

以前当ブログでもご紹介しましたのでご覧ください⇩

イルカやコウモリが使うエコーロケーションとは?簡単に解説!

ほとんどの蛾はコウモリが放つ声(音波)を聴くことができないため、圧倒的にコウモリたちに分があるのかと思いきや、蛾たちも負けてはいないのです。

何とコウモリたちの声を聴くことができる蛾もいれば、生殖器を振動させることで音波を出し、錯乱させるという方法をとる蛾もいるといいます。

まさにコウモリと蛾の熾烈な戦いが繰り広げられているわけですね。

そして、今回はコウモリから逃れる方法として『尾状突起』も役に立っているということが明らかにされたのです。

様々な大きさや形を持つ各種の蛾とオオクビワコウモリを利用し研究者たちは実験を行いました。

その実験内容として、人工的に蛾の尾状突起を長くしたり短くしたりした個体を用意し、コウモリからの生存率を確かめたのです。

結果は尾状突起が長い個体ほど、蛾はコウモリから生存率が上がりました。

もし、コウモリたちがエコーロケーションに頼らずに視覚を頼って狩りをしているならば、不利に働くであろう蛾の特徴も、エコーロケーションには大きな効果を出していたわけですね。

蛾とコウモリが存在する限り、追う側、追われる側のそれぞれの能力はどんどん変化していくのでしょう。

進化とは面白いものですよね。

参考資料
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/070900303/

2位 相模湾に猛毒生物カツオノエボシ大量発生

神奈川県の相模湾に前例がないほど大量のカツオノエボシが打ち上げられたということで話題になっていました。

カツオノエボシは電気クラゲと呼ばれ、カツオが到来するシーズンに海流に乗ってやってきます。

気体が詰まった浮き袋の見た目が、平安時代に被られていたエボシの形に似ていることからカツオノエボシと呼ばれてるのです。

また、素手で触れてしまうとその接触の衝撃で、刺胞から剣状棘が発射され突き刺さります。

そこには毒があり、電撃を受けたかのような激痛に襲われ炎症を起こし、痛みは長時間続くそうです。

まさにこの毒が電気クラゲと呼ばれる所以というわけです。

そして、二度刺されるとアナフィラキシーを起こし、ショック死してしまうこともあります。

過去には死亡例もあり、とても気を付けなければいけないのです。

カツオノエボシの生死に関わらず、刺胞からは刺激によって剣状棘が発射されるので、打ち上げられているのを見つけても、決して素手で触ってはいけません。

⇩このようにとても綺麗な色をしているので触りたくなる気持ちはわかりますが、楽しい海水浴が台無しになってしまうので、十分注意しなければいけませんね!

もし、刺されてしまった場合は、海水で洗い流し、近くの病院にすぐに行きましょう! 

相模湾は先週ジンベエザメが現れるなど、話題が付きませんね。

参考資料

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00027434-kana-sctch

1位 スターバックス、プラスチック製のストローを2020年までに全世界で廃止

今に始まった問題ではありませんが、プラスチックによる環境問題が再注目されています。

最近ではTwitterでこの問題に関連する写真や動画などを良く見かけますよね。

米科学雑誌サイエンスによると、世界の海洋に廃棄されるプラスチック類は毎年800万トンであり、1秒間に250キロもの量が海に捨てられているということです。

海に住む生き物たちは餌と間違えてプラスチックを飲み込んでしまい、最悪死に至るケースも珍しくないのです。

2015年にはカメの鼻にストローが刺さっており、それを取り除くという動画が世界に衝撃を与えました。

あまりにも痛々しい動画なのでここには載せません。

興味があれば調べてみてください。

かなり衝撃です。

また、⇩サイトではいかにプラスチックが生物に影響を与えているかが見て分かる10枚の写真が載せられています。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/070800203/

そんな中、私たちが大好きおしゃれの代表ともいえるスターバックスが2020年までにプラスチック製のストローを世界で廃止すると発表したのです。

さすが世界でのスターバックス、行動が早いですね!

とにかくまずはストローからということで、フラペチーノ以外のストローを無くすことで、年間10億本の削減予想を立てているのです。

フラペチーノには紙製もしくはデンプンから作られたストローを使用するとのこと。

そもそも10億本てすさまじい数ですよね。

まぁそれだけスターバックスが人気ということもわかります。

ただ、一方でストローを製造している会社は大打撃を受けるかもしれませんね。

スターバックスの他にもマクドナルドなどが紙製のストローなどに変えていこうとしており、世界の流れがどんどんストローを廃止していく流れになっていきそうです。

もちろんストローだけがプラスチックではありません。

スーパーやコンビニでもらう袋、コップ、プラスチックは沢山溢れているわけです。

私たちも現実を知り、意識を変えていかなければならないということですね。

参考資料
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00000028-jij_afp-sctch
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000019-jij_afp-sctch

さいごに

いよいよ夏本番というような暑さになってきましたね。

海水浴にプールなど、楽しみは沢山あると思いますが、熱中症には十分注意してください。

以上、今週の気になったニュースでした。

ぜひ、来週も見て下さい!!

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