皆様こんにちは。
ついに昨日、高校野球の頂点が決まりましたね!
史上初の2回目の春夏連覇をかけた大阪桐蔭が金足農業を下し、100回記念大会という節目にその偉業を成し遂げました。
なんと、私も昨日は甲子園に応援行ってきたのですが、本当に球場の雰囲気には感動させられますね。
大阪桐蔭の皆様、金足農業の皆様、そして全国の高校球児の皆様、本当にお疲れさまでした。
また、大会に関わった皆様も本当にお疲れ様です。
かなり過酷なスケジュールのため、高校球児たちの負担も大きかったはずです。
ゆっくり休んでいただきたいですね。
100回を迎えた歴史ある大会なので、色んな意味でもっと良いものになっていくと良いいなと思いました。
伝統も大事ですが、時にはその時代に合った適したものを取り入れ、さらに良くしていくということが大事ですよね!
正直、今日のニュースはこのことが1位でもいいじゃないか!と思うんですが、ちゃんと真面目にやりますよ!
では、今週の個人的に気になった科学ニュース、ご紹介していきます。
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3位 ペクチンを合成する仕組みの一端を解明
立命館大などの研究チームが植物の細胞壁に含まれる「ペクチン」を合成する仕組みの一端を解明したと発表しました。
ペクチンとは植物の細胞壁に含まれる複合多糖類であり、細胞間接着分子として重要な役割を担っています。
また、ジャムなどの食品添加物としてゲル化剤に利用され、ねばねばした物質で、フルーチェにも使われているのです。
その構造は糖が鎖のように複雑に連なった構造であり、具体的な機能や合成の仕組みは解明されていませんでした。
しかし今回、白色ナズナの種子表面を覆うペクチンが合成される時、どの遺伝子が働くかを解析した結果、遺伝子の特定と4種類のペクチン合成酵素の特定に成功したのです。
また、各植物でこの類似遺伝子を検査したところ、水中で生息する緑藻植物には無く、陸上のシダやコケ、種子植物では見つかりました。
このことから5億年前に陸上に進出した植物の中で、このペクチン合成酵素を持つ者たちが重力への適正があり生き残っていったと考えることができます。
さらに今回明らかとなった遺伝子を調べることで、ペクチンについての機能や合成の仕組みがより詳しくわかるはずです。
そして、今回の研究が早く育つ農作物の作成や、新しいゲル化剤の開発にも役立つとも期待されています。
参考資料
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00000026-kyt-sctch
2位 iPS細胞から作った血小板の輸血目指す
京大iPS研究所のチームが厚生労働省にiPS細胞から作った血小板を血液の難病患者に輸血する臨床研究の研究計画を申請しました。
血液の難病とは「再生不良性貧血」であり、体内で出血しやすくなってしまう病気です。
原因としては血液成分を作りだす骨髄中の細胞に問題があり、血液中の血小板などが減少し、重症化すると脳出血、眼底出血を起こす危険性が高まる難病なのです。
さらに不運なことにこの患者は拒絶反応を起こしやすい体質で、他人の血液を輸血することが難しいのです。
そこで自らの細胞から作られるiPS細胞を利用し、拒絶反応を起こす可能性が低い血小板を作ろうという試みが行われました。
まずiPS細胞で血小板を作る血液細胞「巨核球」を作製し、それを培養することで、大量の血小板を獲得します。
そして、約1年かけて獲得した血小板を数回に分けて輸血し、安全性や有効性を確かめていくとのことです。
成功すれば、拒絶反応を起こしやすい体質の方だけではなく、拒絶反応を起こしにくい体質の同様の病気の患者を救うことにも繋がります。
上手くいって欲しいと祈るばかりです。
参考資料
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000024-kyt-sctch
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000034-jij-sctch
1位 13年かけ小麦のゲノム、完全解読!
16日、米科学誌サイエンスで小麦のゲノムの完全解読に始めて成功したと発表されました。
小麦の遺伝子は人の遺伝子の約5倍もあるため、なんと解読には世界20ヵ国200人の科学者が協力し、13年もの歳月がかけられたのです。
とてつもない作業ですよね。
なぜここまで小麦のゲノム解読が重要なのか?
現在、世界人口は爆発的に上昇し、2050年までに96億人にも上ると言われています。
そのため、食糧不足は言わずもがな懸念されており、世界人口の1/3以上の食料を賄う小麦の生産を年に1.6%上げなければ、食糧の供給が間に合わないと言われています。
しかし、地球の気候変動に伴い地球温暖化が進み、小麦が生産しずらい環境になってきてしまっているのです。
小麦は気温が高く乾燥した天候では栽培が難しく、かなり深刻な問題となっています。
これから先、生産を上げるには暑さに強く、少しの水でも栽培が可能な小麦の品種改良が求められます。
今回のゲノム解読によって、どちらの性質(暑さに強い・少量の水でも栽培可能)も持つエリート品種を生み出せる可能性が格段に上がったのです。
また、小麦の敵は気候変動だけでは無く、菌によってもやられてしまう可能性もあります。
この問題もまた、今回のゲノム解読によって解決できるかもしれないとのことです。
爆発的に増える人間。
2050年はそう遠くない未来です。
無事に食料は供給できるのでしょうか。
今後の研究に期待ですね。
参考資料
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000010-jij_afp-sctch
さいごに
今回のニュースは以上です。
興味をそそられたニュースはありましたか?
やはり、世界人口増加というのは本当に大問題ですよね。
今回の小麦のゲノム解読が世界を救うカギとなれば良いですね!
最後まで読んでくださってありがとうございます。
また来週も科学ニュース紹介していきますので、見ていただければ嬉しいです!