表紙見た時のインパクトがすごい『カメの甲羅はあばら骨』

スポンサードリンク

今回ご紹介する本は「人体で表す動物図鑑」です。

『カメの甲羅はあばら骨』

本屋の科学コーナーにふと立ち寄ることが多いのですが、この本を初めて見たとき、ここまで表紙に衝撃を覚えたものは他に無いというくらいインパクトがありました。

皆様の中にも見たことはあるという方も多いのではないでしょうか?

その表紙がこちらです⇩

すごいインパクトじゃないですか?きもちわ、、、、いや、衝撃的でもう迷いなく手に取っていました。

私が亀好きであるということも1つの原因かもしれませんけどw

内容は様々な動物の骨格を人間で再現してみるとどうなるか?というものです。

人間に置き換えることでどの骨がどのように違うのかというのがわかりやすくてとても面白いと思います。

本を読んでみて….

動物たちの骨格はとても面白い!早く走れる構造をしていたり、土をうまく掘れる構造に空を飛べる構造。本当に理にかなっているなと思うわけです。

特に本を読んで印象的だったのはコウモリの体の構造。少しご紹介したいと思います。

コウモリは哺乳類の中で唯一飛行することができる動物。

彼らはいつも洞窟の天井にぶら下がっているわけですが、しんどくないのか?と思いませんか?

私たちが一生懸命頑張ってもあんなに長い時間ぶら下がることはできないですよね。しかし、彼らはぶら下がりながら寝ることすらしています。

これはコウモリがぶら下がるときに筋肉を使っていないからであり、使っているのは筋肉と骨を繋ぐ「腱」です。

後ろ足の指が天井を掴むとき、腱にあるノコギリのようなギザギザの部分が腱鞘という腱を包んでいる筒の内側にある突起とかみ合います。

そうすることで指が天井を掴んでいる状態でロックされます。このような仕組みにってコウモリは力を入れずに洞窟の天井にぶら下がることができるのです。

面白い構造していますよね!

46億年前に地球が生まれ、それから環境が安定しおよそ10億年の時が立ち生命が誕生したと考えられています。

そこから約36億年、現在地球には発見されているものだけで175万種、発見されていない数も合わせるとおよそ870万種もいると考えられているので、つまり約80%も未発見であるというわけです。

大空を自由に飛ぶ鳥たち、大地を駆ける多くの動物たち、海を泳ぐ魚たち、限られた環境にしかいない生き物。

様々な生き物たちが世界には溢れ、まだまだ知られていないことがたくさんあります。

動物たちの骨格を知ることで見えるものもまたあるのではないでしょうか。

この本を読むとめちゃくちゃ動物園に行きたくなります。さぁ皆様もこの本を持って動物園に行きましょう。

本の詳細

『カメの甲羅はあばら骨』

著者 川崎悟司

発行者 小川淳

発行所 SBクリエイティブ株式会社

スポンサードリンク