この記録は私が仕事を辞めてから、身近な科学を紹介する当ブログを書くに至るまでにあった壮絶な戦いを綴ったものです。
ただ馬鹿なことをしただけに他なりませんが。
長編になると思います。
最後までお付き合いしていただけたらと思っています。
一人でも読んでくれる方がいる限り、最後まで書きたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。
前回、茨城から千葉までママチャリで到達することに成功できました。
まだ読んでいない方はぜひその1は↓から読んでみて下さい。
前回が1週間くらい前だったので忘れたかたもぜひ。
では、早速その2に入っていきたいと思います。
1.いざ!神奈川県秦野へ!
10月18日(2日目)は幸いにも空は晴れていました。
最終的に完全に晴れてくれたのは旅の中ではこの1日だけとなるのですが、そうとも知らず、気分良く千葉を出発することにしました。
友達は7時前に家を出るとのことだったので、ポストに鍵を入れるという約束をし、その1時間後くらいまでゆっくりさせてもらうことにしました。
まだまだ長旅は続くので、しっかり休まないと!
今日の目的地は神奈川県の秦野までは104キロ。
この日、泊めてもらう予定になっていた友達とは午後7時に秦野駅待ち合わせで、午後6時くらいに着けば丁度良いため、今日も午前8時出発です。
昨日は79キロを午前8時に出て午後3時につけたので、それくらいでちょうどよいという計算です。
実はこの時、完全にお昼ごはんのことを忘れていました。
昨日は3時に着いたからお昼はそれからでも良かったんですが、、、、
そんな秦野では、なんと!同期2人と後輩1人と会うことができます。
もともと神奈川にいる同期2人会う予定だったのですが、急遽、後輩も来てくれることになりました。
後輩は私と大学もサークルも同じで、当日の突然の誘いにも関わらず来てくれるというのです!
本当にありがたい!
また、秦野市は研修中に1か月ほど住んでいたので、結構思い出深い地なのです。
ひたすらポケモンGOをした運動公園もあります。
そんな思い出もあり、余計に胸が高鳴るのでした。
8時となり、早くみんなに会いたい、早く秦野市に行きたい気持ちから、昨日にもまして勢いよくペダルを漕ぎます。
最初は千葉の中で住宅街が多く、スイスイと進むことができました。
住宅街を抜けると、海の近くを通ります。
舞浜という文字が書いた看板を見るたびに、ディズニーランドの思い出が蘇ってきます。
関東に来てからディズニーには5回ほど行きました!
USJとはまた違う夢の世界は、何度いっても楽しむことができます。
もうすっかりディズニーファンです。
決してUSJが何回も楽しめないというわけではありません。
世界観が好きなのです。
これから関西に帰るので、しばらくはディズニーに行けなさそうですが、また絶対に戻ってくる!と一人口ずさみます。
途中ロードバイクの人に抜かされ、意地でもついて行ってやると思い、3キロほどついていきましたが、彼は舞浜方面へ向かっていったのでお別れしました。
私は舞浜へは向かいません。
なぜならそっちにいってしまうと、レインボーブリッチを渡らなければならなくなってしまうからです。
お台場や舞浜を通って観光気分を味わいたかったのですが、レインボーブリッジを自転車で渡るのはいろいろとめんどくさそうだったので、仕方なく陸地を迂回することにしました。
ロードバイクの人と会話したわけではありませんが、一緒に自転車をこいでしゃべる人がいたらなんて楽しいんだろなと思いながら、一人で黙々と自転車をこぎます。
2.大都会東京
千葉を抜けると大都会東京が見えてきました。
最初は千葉と同じく住宅街だったのですが、しばらくもう完全に高層ビルまみれです。
車線も多いし、人も多い、この大都会はいったいどこまで続くのだろうか?
と思いながら東京を満喫します。
東京はほとんどが私にとっては大都会。
道も大きいしややこしい。
車道を走っているのでスイスイ進むことはできますが、人も車も多いので都会は漕ぎにくいですね。
また、寒いといってもまだそこまで寒くない中、東京の大都会をスキーウェアさながらのイージスを着て走る。
さらに背中には大きなカバン、かごにもパンパンのお荷物、ハンドルにぶら下がる大量のお菓子。
一体みんなはどんな気持ちで私を見ていたのだろうか?
まぁ正直、誰も気にしていないのだろうけど、、、
そんなことをいちいち気にしていたら自転車を漕いで関西まで帰ることはできません!
がむしゃらになりながらも、こぎ続けます。
3.はじめての危機
東京は道がややこしかったので、道を確かめるために携帯を結構使ってしまいました。
そのため、東京を抜けたか抜けてないかくらいの49キロ地点で、携帯の充電が切れ。
なんという致命的な出来事なのでしょうか!
本当にこの旅で、初めての危機です!
まだまだ2日目ですけど。
道がわからない!
人類が発明したGPSは素晴らしすぎます!
だって、どこにいても目的地までの道を教えてくれるのですから!
昔の人は紙きれの地図とコンパスを使って大変だったのでしょう。
今の僕らは本当に恵まれています。
携帯充電器を持っていたので充電してみるも、なかなか充電がたまらないのです。
どうやらコードがいかれてるみたい。
携帯での道案内はしばらく諦めて、充電に専念させることにします。
道が分からなくても漕がなければ7時までにつかないので、とにかく何となくそっちだろうという方向にひたすらこぎます。
不安な気持ちもありますが、自分を信じてこぎ続けました。
まぁ方向さえ分かっていればまっすぐ道にそっていけばなんとかなるでしょう!
それに看板もありますから!
そして、1時間ほど漕いで、携帯も40%くらいまで回復したので、道を確かめます。
パーフェクト!
東京からは山道もなく、246号線をほとんどまっすぐに進めば良いだけだったので、幸運にも道はそれていませんでした。
1時間充電して40%しか回復してないって今後が思いやられます。
気づけばもう神奈川県。
会社の研修が行われた愛甲石田まで来た時、研修のことを思い出して少し寂しい気持ちになりました。
会社の同期とは入社前から仲が良く、研修も良い思い出となっています。
私はもう会社を退社し、みんなとは別の道へ。
こんな私のために集まって送別会を開き、プレゼントまでくれたみんなと今までみたいに会えないのか。
みんなありがとう!絶対BIGになって帰ってくる!
待ってろよ!
そう誓い、研修場だっためちゃくちゃ目立つ建物をカメラで納め、思い出を胸に、私は自転車をこぎ続けます。
まだ今は何もできていませんが、いつか大きくなりたいと思っています。
俺はでっかくなる!!!!!
4.2日目最後の試練
5時を過ぎてだんだんと、日が暮れ始めました。
あと10キロくらいで着けそうなので余裕をかましていたわけです。
しかし!なんと目の前には山が迫っているでないですか!
まじか、、、ここにきて山か!
あれをこえないとあかんの?
国道は山の峠を通っているので、完全に山を登るわけではありません。
ですが、このままちゃり旅で初めての峠越え、不安が胸をよぎります。
そしてついに峠へと突入。
永遠と続く坂道!
頑張って頑張ってこぐけれどもなかなか進まない。
ままちゃりのペダルが鉛のように重たいのです。
立ち漕ぎしては、座り漕ぎ。
ちょっと手で押してみるけれども。
あと5キロくらいしかないのにどこまで登らなあかんねん!!!!
坂の先が見えず、あ、ここで終わりや!と思ってもさらに続いていきます。
この感覚、自転車で峠を越えたことのある人はわかるのではないでしょうか?
期待させやがってまだつづくんかーい!
平坦な道ならば5キロなんて30分もあれば十分すぎます。
しかし、その坂道というおおきな壁は私の行く手を阻みます。
ゆっくり進むこと1時間くらいでしょうか、やっと峠のてっぺんまでこれたのです。
やっと来た!!やっと登り切ったぞ!!!
実はこんな山これからの旅では序の口ともしらず、達成感に酔いしれます。
あとはもう坂道に身を任せるだけ!
もう日が落ちて真っ暗な中、秦野市の明かりが見えてきました。
坂道をスイスイと下ること10数分。
6時過ぎには秦野駅へと到着することができました。
そこに来て私は気づくのでした。
大量の荷物に汗だくのイージス。
こんな状態ではご飯にもいけません。
お店にも友達にも後輩にも迷惑です。
どうにか友達の家に寄りたかったのですが、仕事が終わっていないようでまったく連絡がとれません。
とにかく着替えるだけでもしなければ!!
昔住んでいた時によく同期と通った銭湯は隣の駅で4キロも先、時間も体力も無いのでそこまで行く気にはなりません。
他にないのか!
そう思って検索するとなんとあるではないですか!
なんてラッキーなんだ!
なんと、1キロほど先に銭湯がありました。
7時までもうあまり時間がないので、迷うことなくすぐに向かいます。
銭湯には10分かからず着くことができました。
どうやら銭湯はしっかりした建物で、泊まることもできるようです。
システムがわからず、受付前で大量の荷物を持ちながらあたふた。
受付のお姉さんにこちらからお願いします。と言われ赤面。
なんとかお風呂にありつくことがことができました。
昨日よりも30キロほど多く漕いでいるため、お尻も足もだいぶぱんぱん。
しかし、あんまりゆっくりするわけにはいきません!
約束の7時はもうすぐそこまで迫っているのですから!
ただ、気持ちよすぎてぎりぎりまで粘りました。
もちろん今日も自分でマッサージ!
お尻はしてませんよ!(笑)
6時50分、さすがにやばいと思い脱衣所へ、汗まみれのイージスと服に現実へと引き戻されるのでした。
5.友達後輩との再会
急いで着替え、お会計を済まし、重い荷物を持って秦野駅へ!
秦野駅前の橋にイルミネーションが輝くその下で、後輩と同期が2人すでに待っていてくれていました。
おくれてごめん!
本当にちゃりでここまできたんやな。しかもママチャリで。
言われて当然のことを言われ、友達の行きつけのお肉が食べれるおしゃれな居酒屋へ!
私は今日、昼ごはんも食べずにひたすらこぎ続けていました。
当然、お腹はペコペコ!
たくさんのお肉をほおばりました。
お酒は酔いそうなので止めておきます。
後輩は研修期間でまだまだこれから、同期はやっと仕事にも慣れてきて落ち着いてきたそうです。
安心しながらその場を楽しみました。
昨日同様、辞めることを申し訳ないと思いながら、3人と楽しい時間を過ごすのでした。
楽しい時間はすぐに過ぎます。
4人で写真を撮った後、同期1人と後輩に別れを告げ、友達の家へとむかいます!
なんと、ここから坂道を1キロも登っていかなければならないとは!
泊まらせてもらうので文句はいえません。
いや、正直ちょっといいましたけど。
途中、コンビニでアイスクリームを買い、最後の追い込みのような坂道を登り切り、何とか友達の家へつきました。
もう自転車こがなくて良いと思ってたから、この1キロがきつかった!
そして友達の家ではやはり、その日もポップコーンの種をはじけさせました!
種をはじけさせたポップコーンは絶品です。
友達と久々に語り合い、その日も早々と過ぎていくのでした。
昨日もらったお菓子の袋が張り裂けそうだったので、せっかくもらったけれど、置いていくことにしました。
ごめん。
これ以上は持っていけない!
ついでにやっぱりポップコーンも重たいので友達にあげることに。
ここまでありがとうポップコーン!
5キロ一気にAmazonで購入したので、自宅にはまだまだあるので問題なし!
その時は地獄の3日目になるとも知らず、ゆっくりと目を閉じ、眠りにつきました。
2日目はこれにて終了です。
つづく