今回はドライアイスを使った見て聞いて楽しむことができる実験を5つご紹介していこうと思います。
ドライアイスさえあれば簡単にできる実験ばかりですのでぜひ皆様もお家で挑戦してみて下さい。自由研究にもぴったりです。
動画は一番下にありますので、まずは動画を見てからどうしてかな?と考えるのも良いと思いますよ。
①シャボン玉を浮かそう
ドライアイスは二酸化炭素の固体であるため、常温では気体となります。
また、二酸化炭素は空気よりも比重が大きく容器に入れていると容器の底から溜まっていきます。
そして、そこにシャボン玉を吹いてあげればなんと、写真のようにシャボン玉が浮いてくれるのです。
シャボン玉は息で膨らましているので空気よりも少し比重が大きいくらい。二酸化炭素よりも比重が小さいのでシャボン玉は浮いてくれることになるのです。
水の上に空のペットボトルが浮かぶのと同じこと。とても幻想的な実験です。シャボン玉の綺麗な色を観察するのも面白いですよ。
②洗剤で泡泡泡
ドライアイスを水に入れるとたくさん白い煙がでてきますよね。
この白い煙の正体は二酸化炭素ではなく、氷や水の粒なので雲と同じです。
そんな煙を閉じ込める方法があります!それは『洗剤』を使うという方法。
洗剤には界面活性剤が含まれているため、泡が消えにくくなります。
たくさん発生した煙は泡に包まれ、どんどんどんどん増えていきとても面いろい姿を見せてくれるのです。
ここでポイントなのですが、お湯でやった方が迫力がすごいです。
また、泡を割りばしでつついたりしてつぶすことで煙を出して観察してみましょう。
③レーザーポインターの光の線を見よう
ドライアイスの煙を利用すれば普段見ることができないもの見ることができます。もちろんおばけではありませんよ。
普通レーザーポインターの光は示した部分を点でしか見ることができませんよね。
しかし、ドライアイスの煙を使えば、その点までの光の線を見ることができるのです。
このような現象をチンダル現象と言います。
ドライアイスの煙は氷や水の小さな粒の集まりであると先ほど申し上げました。
この粒にレーザーポインターの光が当たると光が様々な方向に散乱し、私たちの目に届くので、光の線が見えるのです。
雲の切れ間から降り注ぐ太陽の光が線のように見えるのもこれと同じことです。
普段見ることができない光の線を観察してみましょう。
④フォークで音を奏でよう
ドライアイスの上にフォークを置くと衝撃的な音がなります。
これはフォークが二酸化炭素に押し上げられて落ちてを繰り返すから起こります。
皆様もお家でその音を実際に聞いてみて下さい。
警報ベルかな?って思いますよ。
⑤BTBの色変化
BTBはブロモチモールブルーの略であり、指示薬として中学生の理科の試験でもよく登場します。
酸性、中性、アルカリ性で色が変わり、それぞれ黄色、緑色、青色となります。
覚え方は人それぞれで調べてみると面白いですよ。私は君に会いたいと覚えています。
ドライアイスは二酸化炭素の固体です。そのため水に入れると二酸化炭素が水に溶けることになります。
二酸化炭素が溶けた水は炭酸水。酸性を示すのでどんどん黄色へと変化していくということです。
ぜひ、色変化を楽しみながらBTBが示すそれぞれの液性の色を覚えてみてはいかがでしょうか?
視覚的に見るのが一番覚えれますよね!
ドライアイスを使用した美しい実験集
ぜひ皆様も挑戦してみてください!また、この動画が面白いと感じた方はチャンネル登録してね。
ドライアイスの注意点
ドライアイスはアイスクリームを買うと購入できますが、kg単位で購入することもできます。
しかし、ドライアイスは非常に危険な物でもあります。
取り扱う場合には必ず手袋をすること。ドライアイスはおよそ-79℃の低温であるため、直接触ってしまうと火傷してしまいます。
プールに大量に入れたことによって死亡事故なども起こっています。
また、ペットボトルなどの密閉できる物の中には入れてはいけません。
ドライアイスが気体に変わる時、その体積はおよそ750倍にも膨れ上がります。
その結果ペットボトルは耐えきれなくなり、爆発してしまうのです。
しっかりと使用方法を守れば楽しい実験ができますが、危険もありますのでくれぐれもご注意ください。