夜空を彩る美しい花火、見ていると心が落ち着きますよね。
では、なぜあんなにも様々な色を出せるのでしょうか?
それは、炎色反応を利用しているからです。
花火には大きなものから、手に持って楽しめる小さな花火までありますが、全て炎色反応が利用されています。
ということで、今回は実験用教材を用いて、炎色反応を楽しみましょう!
動画⇩
どうでしたか?
とても綺麗ですよね。
1.炎色反応実験用教材
今回炎色反応の実験に伴い、株式会社フジカさんの実験用教材を使用させて頂きました。
この実験セットでは、以下6色の炎色反応を楽しむことができます。
Cu(硫酸銅、銅粉):青色
Ca(フッ化カルシウム):オレンジ色
Na(炭酸ナトリウム):黄色
Li(シュウ酸リチウム、炭酸リチウム):赤色
Ba(硝酸バリウム):緑色
K(ヨー素酸カリウム):紫色
2.炎色反応が起こる仕組み
炎色反応とはアルカリ金属、アルカリ土類金属、銅などの金属や塩などを炎の中に入れることで、それぞれが特有の色を示す反応のことを言います。
そもそもなぜ物質が燃えると、このような色を放つのか?
炎の中に炎色反応を示す物質が入ると、炎が持つ熱エネルギーの影響で、物質は解離し、原子化されることになります。
集まっていたものがばらばらになるというわけですね!
さらに、それらの原子には炎の熱エネルギーによって、エネルギーが与えられるので、周りを回る電子が励起し、外側の軌道に移動します。
しかし、エネルギーが高い状態は炎が無くなれば維持することはできないので、元の安定した基底状態に戻ることになります。
つまり、この時のエネルギーが光として放出され、元素によって電子配置は異なるので、それぞれの元素が特有の光を放つというわけなのです。
花火と炎色反応については、下の記事を読んでみて下さい
3.さいごに
炎色反応は本当に綺麗ですよね。
昔から花火が人々に愛されてきた理由が分かります。
また、炎色反応を利用し、思い通りの色を作り上げる職人さんたちも本当にすごい!
ぜひ、夏に花火をする時には、炎色反応のことを思い出してくださいね。
当チャンネルではどんどん実験動画をあげていくつもりです。
もし、また見て下さるという方が居られましたら、チャンネル登録をよろしくお願いいたします
それでは、また次回の動画でお会いいたしましょう!
[…] 【幻想的】実験教材を使って炎色反応を楽しもう! […]