皆様こんにちは!
『身近な科学・まなびを遊びに』くもMです。
100円ショップが好きで、いろいろな100円ショップを周っているのですが、この間、こんなものを見つけました。
ダイソーさんの「炭酸逃しま栓」
けっこういろんな場所のダイソーさんにも行くのですが、難波のOCATのダイソーで初めて見つけました。
こいつは炭酸飲料の二酸化炭素を抜けにくくする装置で、ポンプで中に空気を送り込み圧力を上げることができます。
以前、私が雲を作る時に使った、スーパーなどで売っている同じ装置はだいたい600円くらいしたので、かなりお得です。
原理は同じですので、この100円の装置で、雲作りにチャレンジしてみようと思います!
動画⇩
1.くもってなんだろう
皆様、空を見上げますか?
私はよく見上げるのですが、見上げるとだいたい浮いているものがあると思います。
そう!それは雲です。
今回は雲を作ろうというわけですが、そもそも曇ってなんだろう。
お空にうかんでいる雲は、実は氷の粒や水の粒からできています。
氷の粒や光の粒に光がやってくると、散乱します。
その結果、あのように白く見えるのです。
この散乱のことをミー散乱と言います。
ただ、今回の実験では氷や水の粒ではなく、アルコールの粒を利用して、雲を作ります。
2.なぜ雲ができるのか?
空は地上よりも空気が薄く、気温が低くなっています。
水蒸気(水の気体の状態)は上昇気流によって空へと上がっていきます。
そんな水蒸気は低い温度では水蒸気の状態ではいられなくなってしまいます。
その結果、水や氷の粒となるのです。
それがまさに雲なんですね。
3.実験での雲
実験では空気を送り込み、圧力を上げています。
すると何が起こるかと言いますと、温度が上昇します。
たくさん人がいる電車は暑苦しいですよね、
まさにこれと同じ状況がペットボトルの中に再現されるのです。
そして、ここから一気に圧力を開放すると、温度は下がります。
気体であったアルコールは温度が下がることで、気体ではいられなくなります。
まさに空を再現するということですね。
だから雲ができるんです。
お湯でももちろんできるのですが、アルコールの方が揮発しやすい、つまり、気体になり易いので、常温でも雲をはっきり見ることができます。
4.100円のものではできなかった理由
今回、100円の炭酸を抜けにくくする装置を使用し、雲作りに挑みましたが、うまくいきませんでした。
これは、雲をつくることができる圧力の差を生み出すことができなかったと考えられます。
100円のものはポンプで送り込むことのできる空気量がとても弱く、600円のものと比べ、ペットボトルの圧力を大きく上げることができませんでした。
もちろん炭酸を抜けにくくすることはできますが、性能はやはり600円のものの方が格段に上でした。
もし、雲を作りたい!と思った皆様は、600円の物を買うことをお勧めいたします。
お得に炭酸を抜けにくくしたい!という方は100円の物を買ってみてはいかがでしょうか?
5.さいごに
ポンプさえしっかりと空気を送り込むことができるものに変えれば、これでも雲は十分作ることができるんじゃないかと思いました。
いつか、蓋の部分を使って挑戦してみようかな。
皆様もぜひ、マジックのような雲作りにチャレンジしてみて下さい。
毎週水曜日に動画を更新しておりますので、よろしければチャンネル登録よろしくお願いします。
では、また来週!
見て下さってありがとうございました。