こんな本を待っていました!
映画が好きだ!そして、科学も好きだという方にお勧めしたい1冊。
私は月に10本、年間で100本以上の映画を実は見ているほどの映画好きなのですが、この本は科学的な目線で映画を解説してくれているのでとても面白いんです。
中の作品は代表的なものばかりでマニアックな映画はありません。
本を読む前に映画を観たことがないと楽しめないかもしれませんが、このラインナップであれば1度は観たことがあるのではないでしょうか?
作品は以下のものです。
『オデッセイ』
2015年公開で、2011年に出版された「火星の人」が原作のマット・デイモン主演の映画。
探査に向かった火星で主人公が取り残されてしまい、その壮絶な環境下で何とか生き残るために奮闘する物語。
『ジュラシックパーク』
1993年から続く大人気シリーズの恐竜映画。
琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜のDNAを獲得し、クローンを作製するという世の人々に衝撃を与えた作品。
倫理問題などの多くの問題を題材としているのも印象的です。
当ブログでも最新作であるジュラシックワールドの記事を書いているのでぜひそちらもご覧ください。
『インターステラー』
2014年公開のワームホールやブラックホールといった現代科学が詰まった映画。
近い未来の物語で環境問題などが原因で人類は存続の危機に瀕していた。
何者かによって創造されたワームホールから送られてくる信号を頼りに人類の新天地を探す物語。
『猿の惑星』
1968年に公開された映画で、最近でも「猿の惑星 創世記・新世紀・聖戦記」とリメイクが作られた大人気シリーズである。
1作目はサルが支配する惑星に降り立ってしまい、そこからの奮闘を描く。
最後のシーンは誰もが衝撃を受けたのではないでしょうか?
『バック・テゥ・ザ・フューチャー』
1985年に公開された1、2、3と続いた大人気シリーズ!
私も本当に大好きです!
いつまでも色あせない映画とはまさにこの映画のことを言うのではないでしょうか。
デロリアンでタイムスリップしてしまったマーティー・マクラインが元に戻るために奮闘する物語。
『28日後・・・』
2002年に公開されたイギリスのホラー映画。
チンパンジーが感染した人を凶暴にしてしまうレイジウィルスにどんどん感染していってしまう。
続編には6か月後のロンドンを描いた28週後かあります。
『マトリックス』
1999年に公開された3部作の映画。
視覚効果がもの凄く、その当時私ももの凄く衝撃を受けたのを覚えています。
主人公のトーマスは天才ハッカーネオ、ある日自分の生きている世界に違和感を感じる。
コンピューターに支配された現実世界をネオは救うことができるのか?
『ガタカ』
1997年公開のアメリカのSF映画。
遺伝子が全てを決める世界であり、優れた遺伝子を持つ適正者は自然妊娠で生まれた不適合者よりも圧倒的優位であった。
その中でも不適合者であるヴィンセントは夢である宇宙飛行士目指し奮闘するのである。
『エクス・マキナ』
2015年のイギリス映画。
プログラマーである主人公ケイレブは抽選により社長の自宅へと訪問する権利を得る。
山奥にあ社長の家へとなんとかたどり着くが、そこで女性型AIエヴァと出会うことに。
果たしてAIであるエヴァには意識はあるのか。。。。。?
『エイリアン』
1979年から続くこちらも大人気シリーズ。
1作目の腹を突き破るシーンは今でも忘れられませんよね。
船内で繰り広げられるエイリアンとの攻防。
まさに名作です。
最近ではプロメテウスというタイトルでリメイクされていますね。
これはエイリアンの前の物語で、タイトルでエイリアンシリーズと知らずに見てエイリアンかい!ってびっくりした記憶があります。
1.本を読んでみて
初めにも言った通り映画を観ていなければ楽しめないかもしれません。
しかし、逆に言えば映画を観たことがあればとても楽しめる1冊です。
もし、この中で観たことが無い映画があるのであれば、観るのをお勧めします。
全て名作と言えるものばかりですので!
特にバック・テゥ・ザ・フューチャーはシリーズ全て面白いので見た方が良いですね。
この本では現代科学で映画内で描かれていることが正しい表現であるのか?
また、あり得ることなのか?というところを考察していきます。
SF映画は確かに現実とはかけ離れているように思えるかもしれません。
しかし、監督たちは現代科学を取り入れ、遠からずも近い未来を予測しながらその世界観を作り上げているのです。
もちろん現実ではありえません。
例えばジュラシックパークでは琥珀の蚊を使って恐竜を蘇らせていますが、DNAはそれほど長持ちしないため、このことは不可能です。
また、現在の技術ではタイムマシンはできませんし、仮想世界であるということも証明することはできません。
ただ、そんなでたらめとも言えるかもしれない世界の中にも考えさせられることや、現代科学がたくさん詰まっているのです。
何も考えずただ映画面白かったなというだけではもったいない!
この本を読んで、科学の目線から映画を観てみてはいかがでしょうか?
2.本の詳細
2018年11月22日 初版
リック・エドワーズ 著
マイケル・ブルックス 著
藤崎百合 訳者
株式会社 草思社 発行所
テレビ司会者兼ライターのリック・エドワーズと科学ジャーナリストであるマイケル・ブルックスが共同で書いた本で2人の中の良さが伝わってきます。