山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館にいってきました!

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皆様こんにちは。くもMです。

実は先日、鳥取に行ってきました。鳥取と言えば、なんといっても砂丘!

いつ見に行ってもその大きさと美しさに圧倒されます。

また、砂丘近くにある『砂の美術館』では、毎年、様々な国をモチーフにした作品が、砂丘の地下深くに眠っている砂を利用して作られており、その精巧さと、圧巻の迫力に、誰しもが魅了されるはずです。

行ったことの無い方は、ぜひ、行ってみてください。

砂丘や砂の美術館はもちろんすごいですし、海鮮もおいしいのですが、鳥取の魅力はそこだけではありません。

今回は、山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館に行ってきたので、ご紹介したいと思います。

山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然館

山陰海岸ジオパーク 海と大地の自然観は鳥取県岩美郡岩美町にある、資料館であり、山陰海岸で見られる魚が展示されていたり、山陰海岸ジオパークについて、詳しく資料や映像で紹介している場所です。

HP:https://www.pref.tottori.lg.jp/sanin-geopark/

何と言っても入館料は“無料”であり、鳥取を訪れた際には、必ず訪れて欲しいスポットとなっています。

いろいろな体験や、職員さんによる丁寧な解説、デジタル地球儀を使って地球についてたくさん学べるので、とてもおすすめです。

そもそもジオパークとは何なのか?

ジオパークとは?

『ジオパークとは、地球科学的意義のあるサイトや景観が保護、教育、持続可能な開発のすべてを含んだ総合的な考え方によって管理された、1つにまとまったエリアです。』

日本ジオパークネットワークより引用

要するに、過去の地球のことが良くわかる特徴的な地形がある貴重な場所であり、それは地球のことを理解するだけに重要なのではなく、今の自分たちの暮らしや文化にも密接に関係しているよね。みんなで協力して貴重な場所を残していこう!という場所です。

日本では日本ジオパーク委員会に定められた場所が、46地域存在し、その中には、あの世界遺産を認定しているユネスコ(国際連合教育科学文化機関、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O.)によって選定されたユネスコ世界ジオパークが10地域存在しているのです。

山陰海岸ジオパークはユネスコ世界ジオパークに認定されているジオパークです。

ただ、現在は条件付き再認定であり、皆さん必死で、認定してもらえるように日々頑張っているとのこと。

山陰海岸ジオパーク

山陰海岸ジオパークは京都府から鳥取県にまたがる広い地域で、鳥取の砂丘だけでなく、京都にある玄武洞などの貴重な地形がたくさんある地域となっています。

中でも京都府の玄武洞は非常に重要な地形であり、1926年に京都帝国大学の松山基範博士は、約160万年前の火山噴火により流れ出た玄武岩が、現在と逆向きの磁性を持つことを発見しました。

この発見から、地球の磁気は逆転していた時代があったのではないかと考えられるようになったのです。

この重要な発見もあり、山陰海岸ジオパークはユネスコによってユネスコ世界ジオパークに認定されています。

では、ここからは海と大地の自然館の詳しい紹介をしていきましょう。

海と大地の自然館

入口にはいると、すぐに小さな水槽があり、山陰海岸のお魚さんたちに出会うことができます。

私が行った時には、期間限定ではありますが、グソクムシも展示されていました。お魚さんの隣にいる白い塊が、グソクムシです。

そして、水槽を抜けると、広い展示室になっています。

山陰ジオパークとはどんな場所なのか?日本海の成り立ちについてなどなど、詳しい展示があり、とても勉強になります。

館内には生き物たちの標本や剥製が数多く展示されており、なんと、体長3.2メートルもあるダイオウイカの標本であったり、世界一大きな亀で有名なオサガメの標本なども展示されていました。

こちらの地球儀は、衛星から受信した情報を映し出し、さまざまな観点から地球を観察できる優れもの。

大地震が起きた時に、どのようにその波が伝わっていったのか?宇宙から見た夜の街明かりは何色なのか?などなど、実際に触って、体感することができました。

展示だけではなく、野外活動やワークショップ、自然講座などなど、年間を通して様々なイベントを開催しているということですので、日程を確認してみてください。

2024年度、年間スケジュール↓

さいごに

入館料が無料とは思えない施設であり、展示からは職員さんの熱い気持ちが伝わってくる素敵な資料館でした。

何と言っても、当日の込み状況にもよるそうですが、声をかければ、職員さんが館内を案内してくれます。これは、私がサイエンスコミュニケーターであるからではなく、来館者全員、声をかければ、案内してくれるそうです。

ぜひ、皆様も一度は足を運んでみてはいかがでしょうか。

今回、地球科学担当 非常勤専門員の松本様に館内を丁寧に案内いただき、ジオパークについて、日本海についてなどなど、とても理解が深まりました。この場をお借りして感謝を申し上げます。

また、ブログ記事としてUPさせていただくことについてもご了承いただき誠にありがとうございます。

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